インストール
注意: FreeBSD 上の Ebitengine は、作者によってあまりテストされていません。
デスクトップ環境
Ebitengine を動かすためには X Window system が必要です。 GNOME3 のようなウィンドウマネージャをインストールする必要があります。公式マニュアルを参照してください。 pkg install xorg
を実行する必要があることに注意してください。
Go のインストール
Go をインストールしてください。 Ebitengine を動かすためには Go 1.22 以降が必要です。
Windows では、 C コンパイラは必要ありません。
C コンパイラのインストール
Ebitengine は Go だけではなく C も使っているため、 C コンパイラが必要になります。
最新の macOS ならば、ターミナル上で clang
と入力すれば、 clang がまだインストールされていないのであれば、ダイアログが表示されます。指示に従ってインストールしてください。
clang 実行中に次のようなエラーメッセージが表示されるかもしれません。
xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin/xcrun
その場合は xcode-select --install
を実行して、コマンドラインツールをインストールしてください。
お使いのディストリビューションのパッケージマネージャを使ってください。例えば、 Ubuntu では apt
が使えます。
apt install gcc
pkg
を使ってください。
pkg install clang
依存ライブラリのインストール
Debian / Ubuntu
sudo apt install libc6-dev libgl1-mesa-dev libgl1-mesa-dev libxcursor-dev libxi-dev libxinerama-dev libxrandr-dev libxxf86vm-dev libasound2-dev pkg-config
Fedora
sudo dnf install mesa-libGL-devel mesa-libGLES-devel libXrandr-devel libXcursor-devel libXinerama-devel libXi-devel libXxf86vm-devel alsa-lib-devel pkg-config
Solus
sudo eopkg install libglvnd-devel libx11-devel libxrandr-devel libxinerama-devel libxcursor-devel libxi-devel libxxf86vm-devel alsa-lib-devel pkg-config
Arch
sudo pacman -S mesa libxrandr libxcursor libxinerama libxi pkg-config
Alpine
sudo apk add alsa-lib-dev libx11-dev libxrandr-dev libxcursor-dev libxinerama-dev libxi-dev mesa-dev pkgconf
Void
sudo xbps-install libXxf86vm-devel pkg-config
pkg install alsa-lib libxcursor libxi libxinerama libxrandr mesa-libs pkgconf
環境の確認
正しい環境を持っているかどうかは、サンプルを実行して確かめることができます:
go run github.com/hajimehoshi/ebiten/v2/examples/rotate@latest
回転する Gopher の絵がウィンドウ上に表示されたならば、おめでとうございます! Ebitengine を動かすための正しい環境が整いました。
Linux 用 Windows サブシステム (WSL)を使用している場合は、go run
コマンド実行時に環境変数 GOOS=windows
を設定する必要があります。
GOOS=windows go run github.com/hajimehoshi/ebiten/v2/examples/rotate@latest
Ebitengine を使ったプログラムの実行
Ebitengine は通常の Go ライブラリとして使用できます。プログラムが Ebitengine を使用していれば、 Go コマンドが自動的に Ebitengine をインストールします。
最初に、ローカルモジュールを作ります。
# Create a directory for your game.
mkdir yourgame
cd yourgame
# `go mod init` で go.mod を初期化する.
go mod init github.com/yourname/yourgame
github.com/yourname/yourgame
のような URL をモジュール名に使用します。実際のところ、自分のプログラムを公開するつもりがないのであれば、 example.com/m
などどんなモジュール名でも問題ありません。モジュール名は後でいつでも変えられます。
次のような内容で main.go
ファイルを追加します:
go mod tidy
を実行して、依存ライブラリを go.mod
に追加します:
go mod tidy
最後に、プログラムを実行するために go run
コマンドを実行します:
go run .
メッセージを含んだウィンドウが表示されるはずです: